1.概要
開催日時:令和8年7月22日(水)
会場:デザインギャラリー
主催:あさひかわ創造都市推進協議会
ゲスト:星野智哉さん(裸電球代表)
参加者数:15名
2.目的
旭川で活動するクリエイターのこれまでの歩みや価値観、活動内容を共有することで、クリエイター同士や市民との相互理解を深め、新たな交流や連携の創出につなげることを目的として開催した。
3.星野智哉さんの「過去・現在・未来」
トークでは、星野氏が旭川ケーブルテレビでの10年間のディレクター経験を経て独立し、「裸電球」としてブログ、YouTube、Instagram、TikTok等を活用しながら活動を広げてきた歩みについて紹介いただいた。
特に、2012年から毎朝更新を続けてきたグルメブログを起点に、継続的な情報発信が企業や自治体との仕事、メディア出演、動画制作等につながっていった経験を通じて、「無料で続けてきた発信が信用となり、仕事につながっていった」との考えが語られた。
また、実際の動画作品を紹介しながら、単に商品や地域をきれいに見せるだけではなく、「楽しくないと伝わらない」という視点から、言葉や音、演出、本人のキャラクター等を組み合わせ、見る人の興味を引きながら魅力を伝えることの重要性について説明いただいた。
企業や自治体のSNS活用については、自社の商品やサービスを直接PRするのではなく、専門的な知識や役立つ情報、楽しめるコンテンツを発信することで、結果的に企業への信頼やブランド形成につながるという考え方が示された。さらに、AI等の技術によって誰もが動画を制作できる時代だからこそ、「誰が発信しているのか」「その人だからこそ伝えられる価値」を大切にしているとの姿勢も語られた。
後半では、病気を経験した際にも発信を止めず、回復後も活動を継続してきた自身の経験や、今後は旭川・北海道の魅力を海外へ発信し、インバウンドや地域産品の海外展開を支援していきたいという将来への展望についても紹介いただいた。
4.成果
本事業を通じて、参加者が星野氏の動画作品だけではなく、長年の活動を支えてきた価値観や情報発信に対する姿勢に触れる機会を提供することができた。
トークでは、「楽しくないと伝わらない」「SNSはビジネスツールではなくコミュニケーションツールである」といった考え方が共有され、地域の企業や店舗、自治体が自らの魅力を発信する際の新たな視点を得る機会となった。
また、12年間にわたる継続的な発信が人とのつながりや仕事につながった具体的な経験を聞くことで、SNSや動画を活用した情報発信を地域での活動や事業につなげていく可能性について理解を深める場となった。
さらに、個人メディアの発信力が高まる一方で、肖像権や著作権、取材許可、コンプライアンス等への配慮が必要となっている現状についても率直に語られ、地域における新しい情報発信のあり方について考える機会となった。
5.今後に向けて・総括
本事業は、地域に根差して活動するクリエイターの経験や価値観、具体的な仕事の内容を広く共有するとともに、SNSや動画を活用した新たな地域の魅力発信について考える有意義な機会となった。
星野氏が長年の継続的な発信を通じて築いてきた人とのつながりや信頼、そして「地域で頑張る人や企業を照らす」という活動姿勢は、旭川におけるクリエイティブの可能性を考える上でも重要な示唆となった。今後も地域で活躍するクリエイターの活動や価値観を発信し、クリエイター、事業者、市民等の交流や連携を促進するとともに、地域の魅力を新たな視点で発見・発信する創造的なまちづくりにつなげていきたい。








