旭川のミライを想像・創造しよう
1 日時 令和7年3月26日(水) 17:00〜20:00
2 場所 デザインギャラリー
3 講師 板谷 斗ニ 氏、荻生 亜紀 氏
4 参加人数 13名
5 内容
今回のワークショップは、市内の高校生2名が講師となり、「旭川のミライを想像し、創造していくためのアイデアをみんなで出し合う」ことを目的に開催しました。
冒頭では、講師からプロジェクト全体の説明や本ワークショップの位置づけ、進め方について共有があり、その後、以下の流れで進行しました。
- 冒頭あいさつ・趣旨説明
- プロジェクトの説明
- 今回のプレゼンテーション(ワークショップ)の進め方の説明
- チームごとのチェックイン(自己紹介・関心の共有)
- 現状を捉えるための意見交換
- 課題設定
- チームごとのアイデア出し(アイディエイション)
- プロトタイピング(アイデアの具体化)
- プレゼンテーション(Aチーム・Bチームによる発表)
- 質疑応答・全体ディスカッション
■ Aチームのアイデア
子どものプログラミング学習やボードゲーム活用
- 子どもたちが、プログラミングやボードゲームなどを通じて、楽しみながら学べる機会を地域の中で増やしたい。
- 実際に取り組む際には、子どもや保護者、地域の方など「現場の声」をしっかり取り入れながら進めていくことが重要。
- 「困っている人」と「力になりたい人」をつなぐ、人と人との関係性を大切にしながら、新しい学びや遊びの場づくりができないかという視点が示されました。
■ Bチームのアイデア
高齢者との昔遊び交流・プレーパーク構想
- 「昔の遊び」を知っている高齢者と、その体験のない子ども世代をつなぐ場をつくりたい。
- おもちゃが少なかった時代に工夫して遊んでいた高齢者の話がヒントとなり、今の子どもたちに“工夫する遊び”を体験してもらうことの価値が共有された。
- 高齢者と子どもが一緒に遊ぶことで、世代間交流だけでなく、お互いの発想や楽しさを共有できることが期待される。
- 禁止事項をなるべく少なくし、自由に遊べる「プレーパーク」のような場づくりのアイデアも提案された。
- スタッフとして高齢者が関わることで、高齢者の生きがいや役割にもつながり、子ども・大人双方に良い相乗効果が生まれる可能性がある。
- 地域のカフェや公民館、認知症カフェなど、既存の居場所を活用しながら展開する方法についても意見が出されました。
6 質疑応答とフィードバック
各チームのプレゼンテーションの後、お互いのアイデアに対して質問や意見交換を行いました。
- 「プログラミング教育など“今どきの学び”と組み合わせてみてはどうか」
- 「昔遊びや高齢者との交流は、どのような場所や仕組みなら続けやすいか」
- 「制限の多い今の子どもたちに、もっと自由な遊びをどう提供できるか」
といった問いかけを通じて、
アイデアを実践するための課題や工夫のポイント、
地域の施設・人材・ネットワークをどう活かすかといった議論が深まりました。
「こんなやり方もあるのでは?」という前向きな提案も多く出され、
参加者同士が互いのアイデアを広げ合う時間となりました。
7 ワークショップ全体の振り返り
講師からは、次のような総括がありました。
- 思いやアイデアを言葉にして共有することの大切さ
- 同じ課題でも、多様なバックグラウンドの人が集まることで新しい視点が生まれること
- 「話して終わり」ではなく、どうアクションにつなげるかを意識すること
参加者からは、次のような感想が寄せられました。
- 「実際にプレゼンまでやってみたことで、自分の視野が広がった」
- 「こうした場がもっと増えると、地域のつながりが深まりそうだと感じた」
- 「出てきたアイデアを、実際のプロジェクトやイベントにしていける流れがあると、さらに意義が大きくなる」
今後は、今回に限らず、このようなワークショップを継続的に開催し、
参加者同士が「やりたいこと」を持ち寄り、互いに協力しながら形にしていける仕組みづくりを目指していきます。








