デザイン都市・あさひかわが,「デザインの森」誕生に向けて取り組む活動に対し,ふるさと納税(デザイン振興基金)によるご支援をお願いいたします。
なぜ旭川はデザイン都市なのか?
旭川市は、1976年の「旭川デザインシンポジウム」を発端に、海外の先進的なデザインの力を地域に取り入れるための活動を続けてきました。1990年からは3年に一度「国際家具デザインフェア(IFDA)」を開催し、コンペ作品を商品化するなど「旭川家具」を世界に発信しています。
さらに2015年から地域にデザインを広げるため「あさひかわデザインウィーク」を開催し、街並みや周辺の自然環境にもデザインを多く取り入れ、街のデザイン力に磨きをかけてきました。その功績が認められ、2019年に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から「ユネスコ創造都市ネットワーク」のデザイン分野で加盟が認定されました。
「デザイン」の意味
デザインと聞いた時、多くの人が、イロ・モノ・カタチをイメージすると思います。デザインは,‶相手の感情に寄り添いながら、課題の発見・戦略の立案により、解決策を導き、価値の向上に繋げること”です。
デザインでつくるまちの未来
我々は「デザインの森」をビジョンに掲げ,自然・人・文化で育む「デザインの森」を創出するアイデアの種が時を経て、幸せの木々として生い茂る美しい森の誕生に向けて,デザインが持つ大きな力で、この地域だからこそできるひとづくり、まちづくり、ものづくりに向けた活動をしています。
◇ユネスコ・デザイン都市あさひかわ◇
旭川市は,2019年10月にユネスコ創造都市ネットワーク(※1)にデザイン分野に加盟認定し,デザインを活かふるさと納税によるした持続可能なまちづくりを進めています。
まちの課題解決や持続的な発展のため,皆様からの寄附を活用し,デザイン教育,デザイン人材育成,デザイン経営の普及,デザインイベント開催,国内外の295の創造都市や43あるデザイン都市と連携・相互交流に取り組んでいます。
※1 ユネスコ創造都市ネットワーク:創造的・文化的な産業によって活性化を目指す世界の都市が,連携・相互交流を行うことを支援するネットワーク。
◇デザイン教育,デザイン人材育成◇
デザインへの理解を深め子どもの創造力を育てるため,「デザイン冊子の作成」や「小中学校への出前事業」を実施しています。また高校生を対象に課題発見から解決を学ぶワークショップ「デザイン手書き会議」を開催し日常生活でのデザイン活用を後押ししています。また,地域のデザインによるプロデュースできる人材を育成するためワークショップを開催しています。
デザインプロデューサー育成事業委託先
2020年 公益財団法人日本デザイン振興会,2021年 株式会社ロフトワーク,2022年 KESIKI INC.
◇デザイン経営の普及◇
デザイン経営の中小企業への活用に向け,金融機関や経済団体と連携し,デザイン経営セミナーを開催し,中小企業のデザイン経営導入を支援しています。
◇デザインイベント開催◇
「あさひかわデザインウィーク 2022」は6月18日(土)から9日間にわたって開催しました。2019年に旭川市が ユネスコのデザイン都市に認定されて以来 、はじめて青空の下に集う待望のデザインウィークになりました。
期間中,旭川家具が主催する「Meet up Furniture」や子どもたちの学びの場を提供する「まちなかキャンパス」をはじめ多くのデザインイベントが開催されました。
◇国内外の7分野の創造都市やデザイン都市と連携・相互交流◇
国内外のユネスコ創造都市とネットワークを生かすため,ユネスコ創造都市ネットワーク総会やデザイン都市会議に参加し,加盟都市と連携や相互交流を強化し,デザイン都市・旭川の取り組みの紹介や創造的・文化的な産業による活性化,SDGsの取り組みを推進しています。
◇デザイン都市あさひかわ◇
◇寄附金の使い道◇
いただいた寄附金は,デザインを活用した持続可能なまちづくりのため,地域の未来を牽引する生徒児童への出前授業や地域のデザイン人材育成,デザイン経営の普及に向けた取り組み,ユネスコ創造都市ネットワークの連携に関する各種事業に活用させていただきます。