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デザインする過程の一端を体験するワークショップ「デザイン手書き会議」(全3回)の3日目が終了しました。
道の駅あさひかわの全面協力のもと実施した今回のワークショップ、最終日は売店の棚をお借りし、アイデアの1つを形にしました。
デザインするときは、実際に試してみて、検証・改良することが大切です。
やってみると、見えていなかった課題や使いにくさに気が付いたり、別のアプローチにつながったり、新たな発見や改善点が得られます。
実践したアイデアは「市民参加型の棚づくり」
アイデアを考えたグループは、はじめ、様々な魅力・特徴の商品が豊富にあるがゆえに、売店全体の一体感に欠け、商品ひとつひとつの魅力が埋もれがち、と考えました。
でもそんなたくさんの商品を宝探しのように見てまわる「わくわく感」や「ときめき」を配置やポップの工夫で引き出せないか?と話し合いが進む中、グループが着目したのが、聞き取りでわかった「お客さんの7割が地元民」という点。
「市民」「ときめき」をキーワードに、フェアやイベントでリピーターをつくる方法を練り、いきついたのが「市民参加型の棚づくり」というアイデア。
売店スタッフ以外の視点が入ること、参加する市民の愛着につながること、棚を見た市民に親近感が生まれること、を期待したアイデアです。誰とどのようにやるのか、広報の方法、プラスアルファの企画などもアイデア発表に盛り込まれていました。
いざ実践
モデルケースとして、設定した棚のテーマは「私の推し」。
参加する市民の個性が出る棚にしようというコンセプトです。
「スタッフ一押しなのに、なぜか売れない商品の棚」「パッケージの動物絵柄でつくる動物園棚」など、今回はやることができなかったアイデアもGOOD。
ポップづくりの没頭し、できあがったのがこちら。
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道の駅あさひかわの売店で2か月程度、棚に置かせてもらい、効果を検証してみます。
参加者の皆さん、ご協力いただいた道の駅あさひかわ、旭川クリエイターズクラブの皆さん、ありがとうございました!
運営:旭川クリエイターズクラブ
協力:道の駅あさひかわ
主催:あさひかわ創造都市推進協議会